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大阪の起業家

採血なし毛細血管画像数値化システム“Capillary Analysis System(CAS)”の開発と販売

2015/07/08

あっと株式会社 代表取締役

武野 團氏

採血せずに簡単に、毛細血管の血流を観察できる毛細血管血流観察装置『血管美人』(特許取得済)を父が開発しました。この『血管美人』は採血なしで指にオイルを塗り装置に指を置くだけで毛細血管の状態が一目でわかります。
自分自身の体内の微細な変化を観ることで健康状態をチェックし、生活習慣を見直すキッカケにすることができます。薬局の店頭等で、主にカウンセリングのツールとしてご使用いただくほか、企業の研究部門等では商品の効能評価用としてもご使用いただいています。
これまで毛細血管観察装置を累計約2千台販売し、新たに大阪大学医学系研究科との共同研究(大阪市イノベーション創出補助金)により毛細血管画像数値化システム“Capillary Analysis System(CAS)”(特許出願済)を開発しました。
今後はこれにより毛細血管観察を科学にし、その先にある医療分野での応用を目指します。
誰もが簡単に指先一つで健康の状態をチェックできることで、人々の健康維持にもっと貢献できるようになることを目指します。

 

大阪起業家スタートアッパービジネスプランコンテスト受賞プラン

採血なし毛細血管画像数値化システム“Capillary Analysis System(CAS)”の開発と販売

梅ヶ枝中央会計賞 サンブリッジグローバルベンチャーズ賞

①人の指先の毛細血管の事について分かっている事は多くなく、まずはこのシステムを医学系の大学や臨床研究機関を中心に研究用としてリリースし、生体機能の解明と科学の進歩に貢献します。
②研究会を立ち上げ、毛細血管画像の数値と他の医療データや疾病との関わりを議論する場を構築し、健康増進と医学の進歩に貢献する仕組みを運営します。
③誰もが簡単に指先一つで健康の状態をチェックできる世の中を創造します。

起業家紹介

武野 團(たけの だん)
あっと株式会社 代表取締役
1979年生まれ。佛教大学文学部中国文学科卒、卒業後JQ上場の電子部品メーカーに入社、1年目より香港に駐在。その勤務3年目に両親の癌が進行し、介護のために会社を退職し帰国。父の病気を機に開発された毛細血管血流観察装置“血管美人”の製造の会社で経営全般の業務に従事し、毛細血管血流観察を研究。その研究成果は、医学書院発行“臨床検査”第54巻第8号に論文を掲載。2009年“研究開発型ベンチャー企業”あっと株式会社を設立、産創館創業チャレンジなどヘビーユーザーでもある。

起業のきっかけ

祖父は痴呆、祖母は糖尿病、両親は癌で他界しており、生活習慣の重要性は毛細血管観察により感じていた。
その非常に有用性の高い非侵襲毛細血管観察装置を科学にし、医学にしていくことで、出来る限り多くの方に自身の体内状態をチェックできる機会を提供し、生活習慣を見直す様な取り組みをする切っ掛けにしてもらいたいと考えて為。

起業までの道のり

起業の半年前より産創館の創業チャレンジ・創業支援セミナー・あきない・えーどを利用し、経営に関する事は専門家に相談することで課題を抽出し、問題を解決し起業に
至った。

今後の思い

①人の指先の毛細血管の事について分かっている事は多くなく、まずはこのシステムを医学系の大学や臨床研究機関を中心に研究用としてリリースし、生体機能の解明と科学の進歩に貢献する。
②研究会を立ち上げ、毛細血管画像の数値と他の医療データや疾病との関わりを議論する場を構築し、健康増進と医学の進歩に貢献する仕組みを運営する。
③誰もが簡単に指先一つで健康の状態をチェックできる世の中を創造する。

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