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大阪の起業家

インターンシップを活用したミスマッチ予防の就職支援サービス『TRANS』を運営

2014/07/31

株式会社 RE-JAPAN 代表取締役

菅沼 周平氏

インターンシップマッチングサイトTRANS ( http://trans-project.jp/ )の運営

人の協力と信頼のチカラを最大化できる社会づくりをめざし、人と人、人と組織、組織と組織の相互関係の変化からなる社会問題の解決に向け、人財と教育と労働の3つの軸から、産官学民の相互作用を築くプロジェクトづくりに取り組んでいます。教育機関と社会との接点を構築し、産学官民の共育の現場を創出することで、次世代を担う若者がより早い段階で社会参画をし、自身の夢や志の獲得とともに社会人基礎力の育成をいたします。また労働の分野においては、企業の存在目的と志を持った人財のマッチングから社内環境の改善まで行い、高い目的意識をもって、社会発展に貢献できる現場づくりに挑戦しています。

株式会社 RE-JAPAN

起業家紹介

菅沼 周平(すがぬま しゅうへい)

株式会社 RE-JAPAN 代表取締役

学生時代は夢や目標も持てない人間でした。就職活動が始まり、何がしたいかもわからず名前を知っている企業にだけ応募し、住宅メーカーの営業職として就職しました。2年半ほど在籍し、その後人材ビジネスの会社に転職。4年半在籍し、30歳で独立を決意。2012年4月にNPO法人ディーセント・ワークの立ち上げを経て、2013年5月に株式会社RE-JAPANを立ち上げました。

起業のきっかけ

学生時代は夢や目標も持てない状態で就職活動に突入しましたが、目的意識がないので志望動機も伝えられず、またウソの志望動機を言う気持ちにもなれず、面接では落とされてばかりでした。そんな中でも某住宅メーカーの人事担当者の方でとても魅力的な方と出会い、その方への想いも手伝ってその会社に内定を頂きました。そこで営業職として個人向けの注文住宅を販売し、人生最大の買い物のサポートをさせて頂く仕事に、「一生続けたい」と思うほどのやりがいと喜びを感じるも、労働環境に課題があり退職を決意しました。その経験から人事・労務の仕事に興味を持ち人材ビジネスのコーディネーターに転職。そこで大手企業を中心に200社ほどに人財提案をする中で、多くの会社が労働環境に課題を抱えていることを知りました。一方で中小企業でも、社員がイキイキ働き、好業績をあげ続ける企業の存在を知り、企業規模に関わらず素晴らしい環境が作れる、という希望の光も見えました。

「夢や目標が持てない」、「労働環境が悪くイキイキ働けない」というのは私個人だけが抱える問題ではなく、多くの人が抱える問題でもあります。この問題の背景にあるのは、教育、雇用、労働の仕組みや文化だと想い、問題解決に取り組むために起業を決意しました。

起業までの道のり

最初に「みんなが生き活き働ける社会」を実現するためにNPO法人を立ち上げました。「生き活き」とは自分も生き、周りも活きるという意味で、「働けること」=「生きること」という想いも込めています。生き活き働くために必要なことは、①社員満足度の高い労働環境の整備 ②働く人自身が明確な目的意識を持つこと ③①のような会社と②のような人が出会う仕組み が大切だと想いました。その中で一番最初に取り組んだのは①の社員満足度を高められる仕組みづくりで、中小企業の社員満足度を診断できるツールを知人の人事コンサルタントの方の協力をもとにつくりました。

診断結果の良い素晴らしい想いと職場環境を持つ企業を若者に伝えたいという想いを持っていたところ、共同代表となる山本と出会いました。当時山本が学生団体SPROUTと共に取り組んでいた中小企業の魅力を発掘するSenseの作成に携わる中で、お互いのビジョンや理念に共感し合い、共に歩むことを決めました。

その後、一般社団法人 KSIA(関西学生発イノベーション創出協議会)様にご厚誼頂き、2013年5月にRE-JAPANを設立いたしました。

支援機関名

一般社団法人 KSIA(関西学生発イノベーション創出協議会)