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大阪の起業家

大阪のモノづくりの技術がここに集結!リアリティ溢れる鉄道模型の企画設計製造販売業

2020/10/19

株式会社Tabuchi Train Models 代表取締役

田淵 悠真氏

実車両の設計図面、写真資料をもとに3Dプリント技術を用いた原型設計、従来の金属プレス、鋳造技術を組み合わせ実車両を忠実に再現した鉄道模型組立キットを製作・販売しています。Made in Osakaにこだわり、在阪金属加工メーカーの職人技と最新の3Dプリント技術を組み合わせた新たなモノづくりで、より緻密な模型を提供していきます。

HP:https://tabuchitrainmodels.stores.jp/

起業家紹介

田淵 悠真(たぶち ゆうま) 1990年大阪府高槻市生まれ

社会人として大学卒業後、ANA大阪空港株式会社入社貨物郵便サービス部に配属、ライン部門にて航空貨物の受託引渡業務や航空危険物取扱、搭載計画作成業務に携わる。B737機材への効率の良い貨物搭降載を航空貨物代理店と実証し、2018年度より本格運用を開始するなどの取り組みを実行した。

鉄道ファン(阪急電車ファン)として幼少期より地元を走るマルーン色の阪急電車に興味を持つ。小学校4年生の時、親が買ってくれた阪急電鉄発売の技術本「阪急テクノロジー」にのめり込み、阪急の鉄道技術について本がボロボロになるまで読みこむ。
中学1年生の時、新型車両「9300系」の登場で、既存の車両が廃止され、その車両を沿線で見たり乗ることができなくなっていくことに危機感を持つ。
高校1年生の時、既存の車両が廃止されても模型でしっかりと再現したいと思い、京都線「3300系」の精密イラストを描き始める。約7年を要し、そのイラストが完成。
社会人3年目の時、新型車両「1300系」の登場で、とうとう「3300系」の廃車が開始。再度危機感を持ち、勤務外の時間で3DCADを独学で習得、イラストを3次元で立体的に再現。CAD上での再現ではあくまで仮想空間上での再現だったこと、床下機器ひとつひとつにまで徹底的に拘った模型が少なかったこと、3Dプリント技術の重要特許期限切れによる高品質低価格化により、市場価格と同等程度で品質は倍増することが分かり、模型化に取り組む。

起業のきっかけ

1.通学で、通勤で、うれしい時もつらい時も数えきれないほどの想いを乗せて走った阪急電車の記憶が心の中にあります。その電車を模型でいつまでも走らせたい。
2. 形あるものは何れ無くなります。鉄道車両も同じく、使用歴の長い車両より廃止されていきます。乗ることはできなくても、模型でいつまでも走らせたい。
3 .既存メーカーの鉄道模型は、製造コストを抑えるため車両の細かな部分が省略されています。特に床下機器は顕著で、現場で車両整備に携わる方や車両構造をよく知る鉄道ファンからは満足度の低いものとなっています。その細部にこた゛わった模型を提供することで鉄道ファンの心を満たすだけでなく、現場の方々にも驚かれるようなものを提供したい。
これらが起業の動機です。

起業までの道のり

精密なイラスト作成やCAD上での立体再現は自分のために記録用として作成していました。企業人として働く傍ら、3Dプリントで製作したモックアップを試しにSNSに投稿したところ反響が非常に大きくて、「この模型欲しい!」と思ってもらえるような、これまでにない本当に価値があるものを作ろうと起業を決意。鉄道会社とのやり取りの中で法人化する必要があり、2019年9月末に退職、同年12月に法人登記。
起業準備を進めていく中、一部の金属製の鉄道模型製造は韓国・中国に流れている現実を知り意気消沈する中、大阪産業創造館モノづくりチームの方々に相談したところ、大阪に素晴らしい技術を持つ精密金属加工を営まれている企業があることを知る。大阪の職人技と最新の3Dプリントの技術を掛け合わせることで、自身の思い描く緻密な模型を提供できると感じる。レーザー加工や従来の金属加工方法を独学で学びつつ、工場に足繁く通い、実車両の構造や求める品質などの摺り合わせを徹底的に行う。
起業してから半年後、初商品を発売。10日足らずで完売。
その後、第2弾・第3弾の商品を発売。

今後の思い

創業の動機「これまでにないリアリティ溢れる製品を発売したい」という想いをもとに、現状に満足することなく弊社商品をご購入頂く全てのお客様が永く喜んでもらえるような商品を愚直に製作していきます。

支援機関名

公益財団法人大阪産業局 (大阪産業創造館)