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大阪の起業家

料理は自己肯定感を強くする!オンライン化でこども料理教室の全国展開

2020/10/19

こどもの食育すぽっと ゆめつぼ 代表/こどもを健康に育てる管理栄養士

大坪 さやか氏

料理は誰でも確実に上達し、自信を持つための方法として最適です。そして、作った料理を家族に食べてもらうと喜んでもらえるため、さらに自己肯定感が強くなります。そこで、社会生活で必要なスキルを、「料理をしながら楽しく学ぶ」ということを実施しています。
①心と体の健康をコントロールする力
②自己肯定感を高め、自分と相手を大切にできる力
③対人関係を学び、人とつながる力
この3つの力を楽しく料理をしながら育んでいきます。この3つの力があれば、社会の激しい変化の中でも、たくましく生きぬくことができると考え、こどもの食育を進めていきます。

HP:https://yumetsubo.com/

起業家紹介

大学卒業後、保健所、健診機関、医療少年院、小学校で献立作成、食事相談、料理教室等の管理栄養士業務に10年以上携わる。保健所、健診機関で個別食事相談500名以上、集団食事相談3000名以上、医療少年院で1日3食×365日×5年間の献立を考える。日本で唯一、医療少年院での食育経験がある栄養教諭免許保持者。
「こどもを健康に育てる管理栄養士」として、現在はこどもやプレママ向けに料理教室を行う傍ら、食育講演会、こども料理教室の講師(食卓リョウリスト)養成を行っている。

起業のきっかけ

健診機関で生活習慣病の方に、食事指導をする中で、「大人になってから食習慣を変えるのは難しい」と感じました。少年院では、こども達の食生活が乱れていたり、自己肯定感が低いことに衝撃を受け、料理ができるようになると、食生活もよくなり、自己肯定感も高くなると考えつきました。少年院では、料理教室の実施が難しく「社会でこどもが料理をすることを当たり前の世の中にしたい」と起業を決意しました。

起業までの道のり

起業を決意した翌月に茨木市へ引っ越し、一戸建てに1人で住みながら「こどもだけの料理教室」を開始し始めました。最初は、一人で細々と行っていましたが、規模が大きくなってきたため、2019年5月から店舗へ移動し、スタッフも加わり、妊娠中から中高生までの「こどもの食」を学べる場所「こどもの食育すぽっと」として新たなスタートを切りました。

今後の思い

こどもでも料理をすることが当たり前の世の中になり、「家族のために夕食を作れる子」を増やすことが目標です。簡単な料理ができる子が増えると、いずれ料理ができる大人が増えていきます。料理を通して、「女性活躍」、「少子化対策」、「男性の育休促進」をめざしていきます。

支援機関名